希望する仕事とその仕事に関わる資格を調べてみよう!

資格と仕事.COM

司法・警察・防衛・消防 公務員・教育系 車両・船舶・航空機関連

自衛隊(自衛官)

更新日:

自衛隊(自衛官)とは?

自衛隊は、日本の平和と独立を守り、国の安全を保つために国民と領土を防衛するための組織です。その歴史は古く、第二次世界大戦後の1954年に設立されました。現在は全国におよそ260か所もの勤務地があり、23万人もの自衛官が所属する巨大な組織です。

自衛隊の仕事を大きく分けると、国の防衛、災害派遣、国際貢献の3つがあります。国防とは、外部からの侵略の警戒と阻止、必要によっては自衛力の行使を担います。災害派遣は地震や台風、火災などの災害に対する救援救助など、国民の生命と財産を守る仕事です。

国際貢献は、おもに国際機関からの要請に基づいた紛争地域での平和監視活動や災害時の緊急派遣。被害を受けた人々のために道路など失われたインフラの整備、食料品や衣類といった援助物資の輸送を行い、国際社会の一員としての日本を代表する役目を果たしています。

 

 

【陸・海・空自衛隊の階級と外国軍隊との比較】

自衛隊は階級社会です。この階級によって役職や責任度合い、定年退官の年齢、給料なども大きく異なります。大きく分けると、幹部と曹士に分かれるのですが、さらに細かく見ると16階級に分かれます。

陸上自衛隊 海上自衛隊 航空自衛隊 外国軍隊
陸上幕僚長
海上幕僚長
航空幕僚長
大 将
陸 将
海 将

空 将
中 将
陸将補
海将補

空将補
少 将
1等陸佐
1等海佐
1等空佐
大佐
2等陸佐
2等海佐
2等空佐
中佐
3等陸佐
3等海佐
3等空佐
少佐
1等陸尉
1等海尉
1等空尉
大尉
2等陸尉
2等海尉
2等空尉
中尉
3等陸尉
3等海尉
3等空尉
少尉
准陸尉
准海尉
准空尉
准 尉
陸曹長
海曹長
空曹長
上級曹長
1等陸曹
1等海曹
1等空曹
曹 長
2等陸曹
2等海曹
2等空曹
軍 曹
3等陸曹
3等海曹
3等空曹
伍 長
陸士長
海士長
空士長
上等兵
1等陸士
1等海士
1等空士
1等兵
2等陸士
2等海士
2等空士
2等兵

 

 

自衛官と自衛隊の違いとは?

自衛官とは?

簡単に行ってしまうと、「階級」を持っている自衛隊の隊員が「自衛官」になります。自衛隊の中で自衛官は、国際法上で正式に「戦闘員」として扱われます。海外の軍隊の兵士と同じ立ち位置になります。

自衛官の中でも、医療や看護などの職種の自衛官は、国際法上、非戦闘員とされています。自衛官は、与えられた任務を達成するために、高度な技術を身に付けて行かなければならないとても大変な職業です。

 

自衛隊員とは?

自衛隊員とは、自衛隊の組織にいる人員全体を指します。防衛省の「防衛大臣・副大臣・政務官」以外の防衛省職員も自衛隊の組織に入ります。

自衛隊員の中には、事務官、教官、技官など、階級をもたない隊員たちが多く存在します。階級をもたない隊員は非戦闘員となり、国際法上、戦闘任務には携わることが出来ません。そのため、戦闘訓練もなければ、武器の貸し出しもありません。武器は持ちませんが、自衛官をサポートする、大切な役割を果たしています。

例えば事務官。事務を司る人たちは防衛省設置法で、「命を受け、事務を司る」と記載されています。非戦闘員の自衛隊員も、全国の自衛隊基地や駐屯地、施設、防衛省本省で、自衛官と共に任務を遂行しています。

 

自衛隊(自衛官)の仕事内容

自衛隊は陸海空に分かれ、それぞれ仕事が異なりますが、最も大きな組織である「陸上」自衛隊の仕事内容は以下の通りです。

陸上自衛隊の主な職種

普通科:    地上戦闘の骨幹部隊として、機動力、火力、近接戦闘能力を有し、作戦戦闘に決着をつける重要な役割を果たします。        

機甲科:    戦車部隊と偵察部隊があり、主に戦車の正確な火力、優れた機動力及び装甲防護力により敵を圧倒撃破します。        

特科(野戦特科):    野戦特科部隊は火力戦闘部隊として大量の火力を随時随所に集中して広域な地域を制圧します。        

特科(高射特科):    高射特科部隊は、対空戦闘として、航空機等に対し射撃を行うとともに、広範囲にわたり迅速かつ組織的な対空情報活動を行います。        

航空科:    各種ヘリコプター等をもってヘリコプター火力戦闘、航空偵察、部隊の空中機動、物資の輸送、指揮連絡等を実施して広く地上部隊支援します。        

施設科:    戦闘部隊を支援するため、各種施設機材をもって障害の構成・処理、陣地の構築、渡河等の作業を行うとともに、施設器材の整備等を行います。        

通信科:    各種通信電子器材をもって、部隊間の指揮連絡のための通信の確保、電子戦の主要な部門を担当するとともに、写真・映画の撮影処理等を行います。        

武器科:    火器、車両、誘導武器、弾薬の補給・整備、不発弾の処理等を行います。        

需品科:    食料、燃料、需品器材や被服等の補給、整備及び回収、給水、入浴洗濯等を行います。        

輸送科:    大型車両をもって部隊、戦車、重火器、各種補給品を輸送するとともに、輸送の統制、ターミナル業務、道路交通規制等を行います。        

会計科:   予算、資金、給与、調達等の会計業務を行います。        

衛生科:    患者の治療や医療施設への後送、部隊の健康管理、防疫及び衛生器材等の補給・整備等を行います。        

警務科:    警護、道路の交通統制、隊員の規律違反の防止、犯罪捜査等部内秩序の維持に寄与します。        

化学科:    各種化学器材を、もって、放射性物質等で汚染された地域を偵察し、汚染された人員・装備品等の除染を行うとともに発煙・対焼夷等を行います。        

音楽科:    音楽演奏を通じて隊員の士気を高揚します。このほか、警務科部隊の援助を行います。

 

 

 

 

 

自衛隊(自衛官)の1日

06:00 起床

(06:15) 点呼

(06:30) 朝食

(07:00) 清掃

(07:20~) 幹部および営外居住をしている隊員が出勤

08:00 午前の課業開始

12:00 昼食

13:00 午後の課業開始

(15:30~) 時間の取れる者は体力の練成を行います。
通常、ランニングやサーキットを行い、筋トレに励みます。

17:00 課業終了
通常、全員が整列し終礼。
国旗降下があり、国旗に対し全員で敬礼します。
幹部および営外居住をしている隊員はそれぞれ帰宅します。

 

自衛隊(自衛官)の給与(年収)

自衛官の年収は階級によって決まっていてます。

(1)士の年収は約300万円~320万円
(2)曽の年収は約300万円~640万円
(3)准尉の年収は約352万円~720万円
(4)左官の年収は約528万円~960万円
(5)将官の年収は約960万円~3200万円です。

 

年齢 年収 月額給与 ボーナス
20~24歳 288.4万円~318.4万円 19.9万円 79.6万円
25~29歳 444.4万円~494.4万円 30.9万円 123.6万円
30~34歳 466.9万円~566.9万円 35.4万円 141.7万円
35~39歳 482.7万円~586.7万円 36.7万円 146.7万円
40~44歳 538.2万円~659.2万円 41.2万円 164.8万円
45~49歳 616.3万円~738.3万円 46.1万円 184.6万円
50~54歳 681.0万円~791.0万円 49.4万円 197.8万円
55~59歳 674.4万円~784.4万円 49.0万円 196.1万円
60~65歳 434.0万円~784.4万円 33.4万円 133.5万円

出典元:平均年収.jp

 

自衛隊(自衛官)の将来性

自衛隊(自衛官)は、国家において絶対に必要な組織であり、国民からの信頼や期待も大きく、東日本大震災での災害派遣等の実績もあり社会的地位や地域の方達からの待遇もここ10年で大きく向上しています。

自衛隊は公務員という立場から「安定」のイメージを持たれがちですが、決して良いといえる面だけではない仕事であることを認識しておく必要があります。つまり、危険をともなう仕事に関わる時間が多くなるということです。有事の際には家族の元を離れなければならず、危険地帯への派遣などで危ない場所に行かざるを得ないこともあります。

また、日頃のハードな訓練、そして昇級試験に合格しなければ退職を余儀なくされるなど、厳しい面も多々あります。また、基本的に自衛官の定年は50代の半ばくらいとなっており、一般的な会社員よりも早く第一線を離れることになります。50代での転職はかなり厳しくなりますので、資格を多く取得するなど現役時代の努力が必要となります。

 

自衛隊員になるためには?

高校卒業後(見込みを含む)に自衛官になるには、いくつかのルートがあります。陸上・海上・航空自衛隊で中核を担う、曹という階級の自衛官を養成するのでが一般曹候補生です。陸上自衛隊では2年、海上・航空自衛隊では、3年を一任期として勤務する自衛官候補生です。

また、階級のつかない国家公務員として幹部自衛官を養成する防衛大学校などの教育機関があります。海上自衛隊、航空自衛隊のパイロットを養成する航空学生などの進路もあります。また、大学や大学院を卒業(見込みを含む)した人が応募できる、自衛隊幹部候補生一般の募集もあります。

自衛官募集の年齢制限は27歳未満となっていますので、自分の学びたい専門学校や大学に進学・卒業してからでもチャレンジすることができます。

 

 

  

 

自衛隊(自衛官)試験とは?

 自衛隊(自衛官)になるための試験は、自衛官候補生、一般曹候補生、航空学生、防衛大学校学生、防衛医科大学校学生、看護学生、幹部候補生など数多くあります。

 

自衛官

*詳細は各オフィシャルサイトでご確認下さい。

自衛隊幹部候補生

各自衛隊の幹部自衛官の採用
<資格>
(一般・技術)
20歳以上26歳未満(22歳未満は大卒(見込含))、大学院(専門職大学院を除く。)修士取得者は28歳未満
(歯科)
専門の大卒(見込含)20歳以上30歳未満
(薬剤科)
専門の大卒(見込含)20歳以上28歳未満

 

医科・歯科幹部自衛官

部隊の医療、健康管理指導、予防衛生、環境衛生等の業務に携わる幹部自衛官となる者を採用
<資格>
医師・歯科医師の免許取得者

 

技術海上幹部・技術航空幹部

装備品等の研究開発、維持整備に関する業務又は心理、気象、衛生、音楽に関する業務に従事する幹部自衛官の採用
<資格>
大卒38歳未満

 

陸上自衛官(看護)

自衛隊中央病院、自衛隊地区病院、部隊等で看護業務に携わる看護師資格者の採用

<資格>
看護師免許を有し、保健師・助産師免許を有する者(見込含)で36歳未満

 

技術海曹・技術空曹

海上自衛隊及び航空自衛隊で必要とする国家資格免許で、取得が難しい免許や、保有者が少ない免許について、即戦力となる人材の採用

<資格>
(免許の部)
20歳以上で国家免許資格取得者等
(大学・短大・高専卒の部)
20歳以上で工科系大学・短大・高専卒(見込含)の者

 

航空学生

海上自衛隊・航空自衛隊のパイロット等を養成する制度

<資格>
高卒(見込含)21歳未満

 

看護学生

看護業務に携わる自衛官を養成する制度

<資格>
高卒(見込含)24歳未満

 

一般曹候補生

陸上・海上・航空自衛隊の曹となる自衛官を養成する制度

<資格>
18歳以上27歳未満

 

自衛官候補生

採用後「自衛官候補生」(特別職国家公務員)に任命され、自衛官となるために必要な基礎的教育訓練に専念する新しい採用制度

<資格>
18歳以上27歳未満
学生

 

学生の応募

防衛大学校学生

将来、各自衛隊の幹部自衛官となる者(パイロット要員含む)を4年間の修業期間において養成する制度

<資格>
(推薦)
高卒(見込含)21歳未満かつ高等学校長の推薦必要
(一般)
高卒(見込含)21歳未満

 

防衛医科大学校学生

将来、医師である幹部自衛官となる者を養成する制度

<資格>
高卒(見込含)21歳未満

 

高等工科学校生徒

将来陸上自衛隊において、高機能化・システム化された装備品を駆使・運用するとともに、国際社会においても自信をもって対応できる自衛官となる者を養成するために、中学校卒業予定者等を対象に採用する制度

 

自衛隊(自衛官)試験の合格率は?

 

自衛官候補生試験(平成26年)
区分 平成26年度
応募者数 採用者数 倍 率
陸上 18,742 5,449 3.44
2,482 499 4.97
海上 3,829 710 5.39
622 79 7.87
航空 4,748 1,232 3.85
938 270 3.47
27,319 7,391 3.70
4,042 848 4.77

 

一般曹候補生試験(平成27年)
区分 平成27年
応募者数 採用者数 倍 率
陸上 11,999 2,439 4.92
1,940 199 9.74
海上 3,580 951 3.76
603 42 14.4
航空 5,602 470 11.9
1,368 227 6.02
21,181 3,860 5.49
3,911 468 8.36

 

第65期(平成29年) 防衛大学校入学試験

男子  受験者 9,844名  合格者   998名  倍率 9.9倍

女子  受験者   3,949名  合格者 172名  倍率 23.0倍

合計 受験者 13,793名  合格者 1,170名  倍率 11.8倍

 

自衛隊幹部候補生の試験(平成27年)

自衛隊幹部候補生(一般)全体の倍率としては22.8倍、陸上自衛隊は19.4倍、海上自衛隊は15.4倍、航空自衛隊は52.6倍です。

自衛隊幹部候補生(一般)全体の倍率としては29.2倍、陸上自衛隊は26.1倍、海上自衛隊は22.9倍、航空自衛隊は46.4倍です。

 

 

 

 

 

自衛隊(自衛官)を目指す「おすすめの学校」とは?

学校名(教材名) 詳細

防衛大学校

将来、陸上・海上・航空自衛隊の幹部自衛官となるべき者の教育訓練を行います。各専攻の専門分野に加え、教育課程では学科共通科目として教養教育、外国語、体育、専門基礎、および防衛学の教育を受けます。

「防衛学」の内容は、防衛学基礎、国防論、軍事史序論、戦略、作戦、軍事と科学技術、統率、国際情勢と安全保障など幅広い科目で構成されています。

少人数制のゼミでは防衛に関する諸問題も研究します。人文・社会科学専攻には人間文化学科、公共政策学科、国際関係学科の3学科があります。

学費:0円 

※学生手当として、毎月111,800円、ボーナスとして年約352,170円が支給されます。 (警察大学校、海上保安大学校などと同様です。)

東京法律専門学校

(警察官・消防官・自衛官コース )

警察官、消防官、自衛官(幹部候補生・一般曹候補学生など)、入国警備官などを目指すコース。試験合格に必要な教養全般の学習を行うとともに、警察官の職務に関連性の深い刑法・刑事訴訟法・刑事対策を学び、実務に役立てます。

マシントレーニングを中心に基礎体力をつけるカリキュラムで体力測定対策も行います。

学費:2018年度納入金 120万円 

大原法律公務員&スポーツ専門学校

(自衛官コース)

入学時から就職教育をスタート。自己分析やビジネスマナートレーニング、また志望する業界や企業・官庁について徹底的に研究し、就職活動に向けた事前準備を整えます。

また、大原では学生の個別相談にも対応。学生ひとり一人の希望や適性をしっかりと把握し、キャリアプランを考えるサポートをしていきます。

学費:2017年度納入金 106万円 

 

自衛隊/自衛官試験の「過去問」や「対策本」を購入する!

(1)「アマゾン」で購入する

自衛官採用試験問題解答集〈4〉“最近7か年”一般曹候補生〈平成29年版〉 (〈最近7か年〉自衛官採用試験問題解答集)

新品価格
¥1,836から
(2017/11/23 14:38時点)

(2)楽天で「自衛隊/自衛官」関連商品を購入する

楽天で「自衛官/自衛官」関連商品を購入する!

 

 

 

おすすめの通信講座

(1)通信講座で圧倒的な実績

 

(2)通信講座の名門 LEC

LECオンライン(東京リーガルマインド)

 

(3)通勤時間を有効活用!


 

(4)急上昇中の教育系ITベンチャー



(5)通信教育の名門!受講生は10万人を突破。



 

 

-司法・警察・防衛・消防, 公務員・教育系, 車両・船舶・航空機関連

Copyright© 資格と仕事.COM , 2020 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.